今週は、「FXと待つ」について考えてきた。

だが実際には、

「待つこと」

そのものが、今の時代では極めて難しくなっている。

なぜなら現代は、

“待てないように設計された社会”

だからだ。

SNSやネットを開けば、

「すぐに儲けられる方法」
「楽して稼げる方法」
「短期で結果を出す方法」

が、洪水のように流れてくる。

さらに、

「たった数日で○○万円」
「初心者でも簡単」
「スマホだけで自由な生活」

といった“見せかけ成功事例”が、絶えず目に入る。

すると、人は焦り始める。

「自分も今すぐ動かなければ」
「早く結果を出さなければ」

そんな感覚に飲み込まれていく。

その状態で、

「待つことが重要です」

と言われても、実際にはかなり難しい。

なにせ、「待つ」という静かな考え方と、

「すぐ稼げる」

という刺激的な情報では、そもそもの情報量が違いすぎるからだ。

つまり
今、「待つこと」が難しい理由は、個人の意志の弱さだけではない。

現代そのものが、“待てない構造”になっている。

なぜ人は「待てない」のか?FXとスマホ社会が生む“短期利益依存”の正体

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「すぐに儲けられる方法」「短期で稼ぐ方法」が増える背景には、FX業界特有の構造もある。

FX会社の収益源は、基本的にユーザーの取引回数である。

つまり、

長く待つ人より、頻繁に売買する人のほうが利益になる。

だから自然と、

「短期で利益を出すスタイル」

が前面に出やすくなる。

そして、その環境にスマホ社会が結びついた。

スマホは便利だ。

だがその便利さは、

「いつでも触れる」
「すぐ反応できる」

という環境も作った。

結果、

SNSの刺激

スマホの手軽さ

短期売買

が結びつき、FXは次第に、“ゲーム化”していった。

FXは結果がすぐ出る。

だから刺激を求めやすいのだ。

だが、そもそもFXをする目的とは何だろうか。

本来、FXは「資産運用」のツールでもあるはずだ。

そう考えると、

「エントリ―パターンにすぐ反応すること」

だけが正解ではないように思える。

むしろ、

“相場とどう向き合うか”

のほうが重要なのではないだろうか。

詳細な記事はこちらから

「もっと分析しなきゃ」が危ない:FXで気づいた“引き算”の思考

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情報化社会では、「情報を増やすこと」が正解のように感じられる。

そして、

情報を増やすこと=分析すること

という発想になっていく。

だから今は、NISAをはじめ、多くの投資で、

「分析力」

ばかりが重視されやすい。

もちろん分析は重要である。

だが、分析はあくまで分析だ。

・ある銘柄がいつ上昇するのか
・ある通貨ペアにいつトレンドが出るのか

そのような未来は、完全には分からない。

投資は、“自分ではコントロールできない余地”が極めて大きい世界。

だから本来、分析した後は、もう「待つ」しかない。

情報を増やし、分析しようとするのが、

“足し算”。

だとすれば、

「待つ」

とは、“引き算”の感覚だ。

だが今の社会は、学校でも、会社でも、

「もっと頑張れ」
「もっと増やせ」
「もっと努力しろ」

という“足し算”が推奨されやすい。

だから、

「待つ」
「動かない」
「余白を持つ」

ことが不安になる。

だが時には、情報を減らし、これまで積み重ねてきた努力を信じ、

「向こうから流れが来る」

ことを待つ感覚も必要なのではないだろうか。

詳細な記事はこちらから。

成功は「一直線」ではない―回り道の中で、自分が輝ける場所を探す

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為末大さん の『諦める力』というタイトルを最初に見た時、正直ネガティブな本だと思った。

今は、

「夢を叶えよう」
「努力すれば成功できる」

という成功法則があふれている。

そして多くの成功ストーリーは、目標があり、努力を重ね、困難を乗り越え、最後に成功する。

そんな“一直線の物語”として描かれる。

だから最初は、「諦める?」どういう意味なのだろうと思った。

だが、実際に読んでみると、内容は全く違った。

この本は、「夢を捨てろ」という話ではない。

むしろ、

「自分が自然に力を発揮できる場所を探してもよいのではないか」

という、とても前向きな本だった。

つまり、「好き」だけではなく、「できる」も重要だということだ。

「自分になにができるか?」を考えるということは、「自分を見つめる」ということ。

そして実は、この視点はFXにも深くつながっている。

たとえば、

・願望でチャートを見ていないか
・「これ以上下がらないだろう」という薄い根拠に頼っていないか
・SNSの意見に引っ張られていないか

こうした“思考のくせ”は、知らないうちに判断を歪める。

相場を分析する人は多い。

だが、「自分自身の思考」を観察している人は少ない。

しかし実際には、

その“見えない思考のくせ”こそが、

トレードにも、人生にも、大きな影響を与えている。

そして、この「自己認識」の力は、人生設計にもトレードにも役立つ。

詳細な記事はこちらから。

来週告知開始の、新しいサロンについて

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来週からメルマガで告知を始める新しいサロンでは、

単なる手法論だけではなく、

・FXと自己認識(サイコパスはなぜトレードで実績を出しやすいのか?)

・FXと相場観(チャートを記号ではなく「人間心理の流れ」として読む)


・FXと数字(トレードの「数字」を理解していないとメンタルで悩む)

といったテーマも扱っていく予定である。

FXを通して、「どう勝つか」だけではなく、「どう考えるか」を深めていきたい方には、面白い場になると思う。

メルマガ詳細はこちらから

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