今の投資の世界では、

「分析すればするほど勝てる」

という考え方が主流になっている。

FX、株、NISAなど、多くの金融商品では、

チャート分析、テクニカル分析、ファンダメンタル分析といった、

“分析力”

が重視されることが多い。

もちろん、分析そのものは重要だ。

だが実際には、

「分析を増やすほど、逆に迷いや不安が増えてしまう」

という人も少なくない。

かつての自分もそうだった。

もっと知識を増やす。
もっと精度を上げる。
もっと細かく分析する。

そうすれば勝てると思っていた。

だが、その「足し算の思考」は、むしろトレードを苦しくしていたのである。

本記事では、

・なぜFXで「分析しすぎ」が危険なのか
・プロ投資家ほど「待つ」を重視する理由
・“引き算”の思考がトレードを変える理由

について、実体験も交えながら解説していく。

FXで負け続けた頃|「足し算」の分析で市場を支配しようとしていた

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だが、投資も仕事も、本当に「足し算」だけでうまくいくのだろうか。

FXを始めた頃の自分も、

「もっと分析すればFXで利益を上げられる」
「もっと精度の高い手法があれば利益が出る」

と考えていた。

短期トレードで損失が続いていた頃の自分は、まさに、

“市場をコントロールしよう”

としていた。

当時の自分は「インジケーター至上主義」。

日足や4時間足ですら、

「このインジケーターがこうなったら、絶対こう動くはずだ」

と考えていた。

だが当然、市場はそんなに単純ではない。

条件を増やせば増やすほど、むしろ迷いは増え、トレードはどんどん難しくなっていった。

この当時、自分は、

トレードは、努力すればできるようになる

という仕事の延長線で考えていた。

知識を詰め込み、長時間努力すれば、必ず報われる。

その思いで、FXの欧米の分厚い専門書を何冊も読みこんだ。

だが、そのような専門書を読めば読むほど迷う。

どうすればいいか?途方にくれていた。

成功した起業家に教わった「待つこと」の重要性

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そんな時、ある起業家と話す機会があった。

その人は、普通の成功者というより、

「なぜか、流れに乗っている人」

だった。

ガツガツしていない。
無理に動かない。

だが、気づけば大きな結果を出している。

その人が、こんなことを言った。

「ビジネスも投資も、一番大事なのは“待つこと”だ」

「波がない時にジタバタ動くやつから破産していく

この言葉は、自分にはかなり衝撃だった。

それまでの自分は、

「何かをしなければ」
「行動しなければ」
「分析しなければ」

という、

“足し算”

でしか考えていなかったからだ。

だが、本当に重要なのは逆だった。

「機が熟すまで待つ」

「やるだけやったら、あとは流れに任せる」

という、

“引き算”

の感覚だった。

FXで勝てるようになった理由|「相場をねじ伏せる」のをやめた

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そこから、自分のトレードは変わった。

「市場をコントロールしよう」

とすることをやめ、「引き算」で考えるようにした。

・相場はこちらの願望通りには動かない。

・未来を完全に読むこともできない。

であれば、

無理に市場を動かそうとするのではなく、

“大きな流れが来るまで待つ”

ほうが自然ではないか。

そう考えるようになった。

それ以降、自分は、

相場が動かなくなった時は、朝数分のチャートチェックで済めすようにした。

分析動画も一切見るのを止めた。

そして、

「良い波が向こうから来るのを待つ」

ことに意識を向けた。

すると不思議なことに、トレードは以前より安定し始めた。

もちろん、待っている間、

「何もしなかった」

わけではない。

朝数分のチャートチェックをしながら、

・相場の流れを観察する
・シナリオを考える

といった「頭のシュミレーション」は絶えずしていた。

その日課は今でも変らない。

ウォーレン・バフェット に学ぶ「引き算」の投資思考とは?

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投資で財をなす人は、

「機が熟すまで待つ」

「やるだけやったら、あとは流れに任せる」

の「引き算」思考を実践している人は多い。

たとえば、投資家として世界的に有名な ウォーレン・バフェット は、

「投資で重要なのは、“ずっと座って待っていられること”だ」

という趣旨の発言をしている。

実際、バフェットは、

「毎日売買して利益を積み重ねる」

というより、

本当に良いタイミングが来るまで、長く待つ”

ことで莫大な資産を築いてきた。

市場が過熱している時も、無理に動かない。

理解できないものには手を出さない。

そして、

「これは良い」

と思える流れが来た時だけ、大きく動く。

つまり、

“常に動く”のではなく、“待てるからこそ動ける”

バフェットは「銘柄の分析」が完了すれば、あとは、

決めた銘柄を買うタイミングが来ること

に意識を向けている。

これは、

「機が熟すまで待つ」
「やるだけやったら、あとは流れに任せる」

の考え方そのものだろう。

「引き算」の考え方は、投資全般に効くということだ。

FXも人生も「足し算」ではなく「引き算」が重要になる時代

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とはいえ、

「機が熟すまで待つ」
「やるだけやったら、あとは流れに任せる」

は「ピンとこない」方も多いかもしれない。

なぜなら、今の日本の社会はかなり「足し算思考」だからだ。

・もっと頑張る
・もっと努力する
・もっと働く

が善とされやすい。

逆に、

・待つ
・やらない
・余白を持つ
・流れを見る

は、どこか苦手だ。

「止まると不安」なのだ。

もちろん、努力が不要という話ではない。

だが、

「努力=足し算」

だけではないはずだ。

「何をやめるか」
「何を待つか」

を考えることも「努力」なのではないだろうか。

FXも仕事も、すべて自分の思い通りにはならない。

だからこそ、

「やるだけやったら、あとは流れに任せ、機が熟すまで待つ」

に意味がでてくるのではないだろうか。

今の社会は、刺激と情報であふれている。

人は「足す」ことばかり考えてしまう。

だが時には、

「何をやめるか」
「何を待つか」

を考えることも重要なのではないだろうか。

すると逆に、見えてくるものもあると思う。

そして実は、この「引き算」の感覚は、FXだけの話ではない。

情報を増やし続ける時代だからこそ、

・何を見ないか
・何をやらないか
・どこで立ち止まるか

が、静かに差を生み始めている。

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