
FXトレードにおいて、
本や動画でチャートパターンを覚え、その通りにやっている。
それなのに、なぜかうまくいかない。
そんな経験はないだろうか。
たとえば、
移動平均線のゴールデンクロス。
多くの教材で紹介される、代表的なチャートパターンである。
しかし同じゴールデンクロスでも、
Aの状況では価格が勢いよく伸び、
Bの状況では、ほとんど伸びない。
そんな場面に出会ったことはないだろうか。
上位足をチェックしても、そこまで大きな違いがあるようには見えない。
それでも結果は、明らかに違う。
この違いは、どこから生まれているのだろうか。
テクニカルを増やしても、納得できない理由

この疑問にぶつかると、多くの人は次の行動をとる。
・別のテクニカル手法を探す
・動画を見て、新しい視点を学ぶ
・より精度の高そうなインジケーターを追加する
だが、それでもスッキリしない。
「なぜ今回は伸びたのか」
「なぜ今回は伸びなかったのか」
その説明が、自分の中でつながらない。
結果として、
テクニカルを増やせば増やすほど、判断が難しくなり、気づけば袋小路に入り込んでいる。
そんな人も多いのではないだろうか。
「納得感のない気持ち」にケリをつける問い

ここで、発想を少し変えてみたい。
その問いとは、
テクニカルだけで、価格が動く「理由」まで本当に分かるのか?
という問いである。
言い換えるなら、
・そもそも、FXのチャートとは何なのか
・価格の動きとは、何を表しているのか
という問いでもある。
この問いを考えるために、FXから一度離れ、身近な例で考えてみたい。
健康診断の例で考えてみる

たとえば、健康診断で次の結果を目にしたとする。
「体重が増えている」
この結果を見て、多くの人はこう考えるだろう。
「食事を減らそう」
たしかに、
食事量を減らせば、体重は一時的に減るかもしれない。
しかし、もし体重増加の本当の原因が、
ストレスによる過食
だったとしたらどうだろうか。
この場合、
食事を減らす
↓
一時的には抑えられる
↓
根本的な解決にはならない
という流れになる。
なぜなら、
体重増加という「結果」の裏にある本当の原因は「ストレス」だからだ。
構造としては、こうである。
ストレス
↓
食べすぎ
↓
体重増加
価格を動かしている「本当の要因」は何か

この構造を、FXに当てはめてみよう。
〇〇
↓
移動平均線のゴールデンクロス
↓
価格の上昇
では、このゴールデンクロスの前の〇〇には、何がくるのだろうか。
それが、
ファンダメンタルである。
金利政策、雇用統計、政治状況、各国の金融スタンスやリスク選好。
その通貨を動かす背景となる要因すべてが、ファンダメンタルである。
つまり、
ファンダメンタル
↓
チャートパターンの形成
↓
価格の上昇・下落
という流れが存在している。
だからこそ、
同じゴールデンクロスでも、伸びるときと、伸びないときが生まれる。
なぜ同じチャートでも結果が違うのか

たとえば、ドル円の上昇局面を考えてみよう。
・雇用統計後のサプライズによるドル高と、日本の低金利
・日米金利差による構造的な円安
・FOMC後のタカ派発言と、日銀のハト派姿勢
リスクオフ局面でのドル買いと、日本の低金利
これらはすべて、
ドル高・円安
という共通の構図を持っている。
その構図が、移動平均線のゴールデンクロスという形でチャート上に現れ、
結果として、価格が伸びる。
つまり、
チャートが原因なのではない。
チャートは「結果」なのである。
テクニカルを極めるより、原因を見る

ここまで来ると、問いは自然に変わる。
価格が伸びるかどうかを知りたいなら、
・テクニカルをさらに磨くこと
よりも
・価格を動かす要因を理解すること
のほうが、問題解決に近づくのではないだろうか。
それは、
ダイエットで、
「食事を減らす」ことに執着するより、
「ストレス」と向き合うほうが本質的なのと同じである。
ファンダメンタル分析を楽にするAIの存在

とはいえ、ファンダメンタルと聞くと、
「難しそう」
「プロだけのもの」
と感じる人も多いだろう。
実際、AIが普及する以前、ファンダメンタル分析は、
・膨大な情報量
・長年の経験
・感覚的な判断
が必要とされ、一部の機関投資家の世界だった。
しかし今は違う。
AIを活用すれば、一般の個人トレーダーでも、
・情報の整理
・構造の把握
・中長期の背景理解
を、かなり楽に行える。
チャートに「確信」が加わる

実は、先週の記事でNZDUSDを週末に持ち越した理由も、事前にAIを使い、「中長期で伸びる根拠」を確認していたからである。
ファンダメンタルが分かると、チャートを見る目が変わる。
不安は減り、ドキドキは「確信」に変わる。
チャート分析を否定するつもりはない。
だが、チャートだけでFXを理解しようとすると、どこかで必ず限界にぶつかる。
その壁を越える鍵が、ファンダメンタルであり、それを支えるAIの活用である。
AIを使ったファンダメンタル分析をどのようにFXに取り入れるのか。
そこに興味がある人は、セミナーページを覗いてみてほしい。
