FXを始める場合、気になるのが必要な初期費用ですよね
「FXを始めてみたい!」
「初期費用っていくら必要?」
「初期費用が少なくても儲かるの?」
この記事では、FXの初期費用について解説!
それに加え、少ない費用でも利益を上げるために必要な基礎知識についてもご紹介します。
FX初心者の平均的な初期費用は?

FXを始めるにあたって平均的な初期費用がいくら必要か気になるところですよね。
実は20万円以下の少額から可能です。
その詳細について3つのポイントからご紹介します。
- 60%は初期費用20万円以下
- 株と比べるとFXの初期費用は少なく始められる
- FXなら少額でもレバレッジを使って大きな利益が狙える
順に見ていきましょう。
60%は初期費用20万円以下
株式会社RUNWAYSが男女1000人を対象におこなった「FXを始めたきっかけや元手資金についての意識調査」を見ると、60%の人は初期費用が20万円以下でした。

最も多いのが10万円以上20万円未満の29.1%。次が1万円以上5万円未満の14.4%。1万円以下で始める方も4.2%存在します。
これほど少額で始められる理由の一つとして、1000通貨から取引可能な証券会社の存在が増えたことも大きいでしょう。
株と比べるとFXの初期費用は少なく始められるが…
FXの場合、5000円くらいの初期費用でも投資が可能です。
一方、株の場合は株価1,000円の株式に投資する場合は、最低でも資金が10万円必要となります。
ただし、以前は1000株単位でしか取引できなかった株も、現在は100株に引き下げられたり、1株から購入できたりと投資しやすくなりました。しかも、上場企業の株式の約9割は50万円未満で購入できるようになっています。
しかし、いざ株を購入しようと思っても、どの会社の株を購入するかが大問題です。
目論見書や決算書を読み解き、投資すべき企業を選ぶ…少し大変そうですね。
そこで人気なのが投信の積み立てです。こちらは月々1000円から投資が可能です。
このように小額取引が可能になってきた株ですが、同じ金額を投資しても得られる利益はFXと大きな差があります。
その理由を次でご紹介します。
FXなら少額でもレバレッジを使って大きな利益が狙える
FXの取引には「レバレッジ」と呼ばれる仕組みがあります。
この仕組みのおかげで、資金に対して最大25倍相当の取引が可能となっています。
FX口座に預ける資金は証拠金と呼ばれ、担保として預けておきます。
レバレッジがなければ、10万円の資金に対して10万円分の通貨しか購入できませんが、この仕組みのおかげで25倍の250万円分の取引が可能というわけです。
株の場合、同じような仕組みとして「信用取引」がありますが、株のレバレッジは約3.3倍。
つまり同じ資金でも、得られる利益の幅に大きく差が出ます。
FXの初期費用が少ない場合のメリット

初期費用が少なくても始められるのがFX。まずはそのメリット部分をご紹介します。
それが次の3点です。
- 大きな損失を出さずにすむ
- 精神的な負荷を少なくできる
- 低リスクで経験をつめる
順に見ていきましょう。
大きな損失を出さずに済む
少額で始めた場合、大きな損失を出さずに済みます。
当スクールでは、リアルの取引の前にデモトレードをおすすめしています。
ところが不思議なことに、デモで順調に利益を上げていた方も、いざ入金してトレードを始めたら思うようにできない場合も。
その理由は、本番で緊張してしまい、注文や決済の「操作ミス」があるからです。
そのようなときでも、初期費用が少なければ、最初から大きな損失になることはありません。
また精度を上げ、予測通りに利益を上げられるレベルまでには、学びの時間が必要です。
当然、学びの期間に損が出るケースは少なからずあるはず。
しかし初期費用が少なければ「トータルの損失金額」も少なく済みます。
最終的に予測の精度が上がってくれば、利益額も増え、トータルの損失金額も徐々に減っていくはずです。
ちなみにFXの失敗を避けるポイントについては、こちらの記事でご紹介しています。
*FXは主婦におすすめな投資!?その理由と失敗を避けるポイント3つを解説|スクール生の実例もご紹介
精神的な負荷を少なくできる
FXの損失に関する精神的な負荷について、行動経済学で有名な「プロスペクト理論」を例に解説します。
この理論を要約すると次のとおりです。
人間は、同額の利益と損失なら損失のほうが相対的に大きな評価をしがち
つまり、FXで考えると「20万を得る」よりも「20万を失う」ほうが悲しいと感じやすいのです。

以上のようなことは、金額の差はあれ、誰もが経験していることです。
とくにFX初心者は、学びの量が少ないので損失をしがちです。
そして、損失の局面で費用が大きいと、精神的なダメージも大きいはず。
そのためダメージの大きさに耐え切れず、継続できなくなることも…。
ですから、初心者の方は「1000通貨」から取引するよう心掛けてください。
「1000通貨」の場合、1回の損失は数百円程度です。
初心者のトレードについては、次の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
*【解説】初心者におすすめのFX口座はこれ!本当に役立つFX口座の選び方と初心者が最低知っておきたい基礎知識
低リスクで経験を積める
FX初心者におすすめしている最初のトレードは、デモトレードです。
デモトレードで慣れてきたら、実際にお金をFX会社の口座に入金し、本番のトレードに取り組む。これが理想的な流れです。
ただ「デモトレードではうまくいっていたのに、本番環境だとうまくいかない…」のはよくあります。
その理由は、デモトレードで損失を出しても「心の痛み」がないからです。
一方、本番環境では「心の痛み」を伴います。
「何とかして損失を避けよう」
「少ない利益でも取りにいこう」
など複雑な心理状態となってしまいます。
そのような心理状態では「損失は大きく、一方で利益は少なくなりがち」です。
このような気持ちの揺れ動きに慣れ、平常心で取引できるようになるには、ある程度の学習時間が必要です。
したがって「本番での気持ちの揺れ動き」に慣れるためにも、最初は初期費用を少なくし、慣れてきたら徐々に入金額を増やしていくステップが効果的です。
*脳科学FX:ドル円を買ったが、買った価格にまで下がってきた。どうする?.
FXの初期費用が少ない場合のデメリット

次に「初期費用が少ない場合」のデメリットを解説します。
- 大きな利益を狙えない
- 利益が少ないために真剣になりにくい
メリットに比べてデメリットは、それほど大きくありません。
初心者の方は、「初期費用で始められる」メリットを充分に活用してください。
大きな利益を狙えない
初期費用が少ない場合、最初は大きな利益を狙えません。
もちろんFXにはレバレッジがありますが、少ない初期費用で大きな利益を狙おうとしすぎてしまうと、「リターン」よりも「リスク」が大きくなってしまいます。
ですから少ない資金で始める場合は、レバレッジを活用しながら勝率の向上を目指しましょう。
勝率が高まるにつれ入金額や通貨量を増やしていくようにします。
ちなみに通貨量の増やし方にはコツがあります。
それは「徐々に増やしていく」ということです。
脳には「可塑性」といって「刺激を小分けにしたほうが受け入れやすい」という性質があります。

まず最小通貨の1000通貨から始め、「自分として受け入れられる損失金額」を考慮しながら徐々に通貨量を上げていくようにしましょう。
損益が少ないため真剣になりにくい
1回の損失金額を数百円に設定した場合、最初は「心の痛み」を伴っても、徐々に慣れてきます。
刺激に慣れるとトレードがおおざっぱになり、予測の精度を上げる努力を続けることがなくなります。
さらに損失を出した理由も考えなくなるように…。
それを避けるためには、通貨量を少しずつ上げ「適度な緊張感」を常に保つことがおすすめです。
適度に緊張感がある通貨量は人によって違いますが、「受け入れられる損失金額」と「心の痛み」とを結びつけて考えるといいでしょう。
以下の図は、スクールの「通貨量の上げ方」の基準を「心の痛み」に紐づけて解説したものです。

「心の痛み」が「そろそろ限界」の通貨量=「適度な緊張感があり、かつ心に大きなダメージがない」通貨量です。
参考にしてみてください。
FXは少額でも始められる?初期費用を決める前に重要なこと

FX初心者は「少額から開始し、損失金額を受け入れながら予測の精度を上げ、徐々に通貨量を増やしていく」のが、無理のないステップです。
最後に初期費用を決める前に重要なことを解説します。
それが次のとおりです。
- 取引単位「ロット」を理解する
- デモトレードで練習する
- 通貨ペアを絞る
順に見ていきましょう。
取引単位「ロット」を理解する
FXにおける「ロット」とは取引単位を指します。
同じ1ロットでも、取引単位はFX会社によって違いがあるので注意が必要です。
まずは、自分の取引している「FX会社のロットと通貨量の関係」をしっかりと把握しましょう。

上記のように「1ロット(lot)」の「通貨量」はFX会社によって異なります。
当スクールでは外為どっとコムでの取引を推奨していますが、その場合の1ロットは1000通貨です。
「ロット」の理解が深まる動画もあるので、こちらもご活用ください。
↓
デモトレードで練習しておく
FXには本番と同じシステムで練習できる「デモトレード」があります。
初心者は、実際のトレードを始める前に、必ずデモトレードでしっかり練習しましょう。
デモトレードでは、次の2つのことに気をつけながら練習しましょう。
1. 操作や注文方法に慣れる
本番環境で誤操作しないように、注文・決済の方法を練習しておきましょう。
デモトレードの注文・決済方法は、スクールのYouTubeチャンネルでご紹介しています。
【スマホアプリ設定方法】
【スマホアプリ注文・決済の仕方】
チャート分析をしながら売買してみる
次に、チャートの見方を学びながら注文・決済してみてください。
チャート見方については、スクールYouTubeチャンネルの「FXってなに?」を参考にしてください。
取引通貨ペアを絞る
FX会社で取引できる通貨ペア数は30~40種類ありますが、初心者は「取引通貨ペアを絞る」ことをおすすめします。
取引通貨ペアを絞り、毎日決まった時間に定点観測すると、その通貨ペアの「動き方の特徴」がわかってきます。
逆に取引通貨ペアを絞らないと情報があふれかえり、通貨ペア毎の「動き方の特徴」もよくわからなくなります。
初心者の方には「トレンドがでやすい=動きがわかりやすい、ドルを中心とした通貨ペア」をお勧めします。
初心者におすすめの通貨ペアについては、こちらの記事でご紹介しています。
*FX初心者がまずやること5選|おすすめの手法や通貨ペアについて解説!
初心者の場合は、USD/JPY, EURUSD, GBPUSD, AUDSD, NZDUSDの5通貨ペアがおすすめです。
この5通貨ペアは、比較的わかりやすい動きをします。
チャートチェックを習慣化すると「動き方の特徴」も把握できるでしょう。
FX初心者は初期費用0円から始められる!ただし基本を学ぶことは重要

FX取引をデモトレードで始めたら、初期費用はゼロでも大丈夫です。
最後に重要なポイントをまとめてみました。
- 初心者の60%は初期費用20万円以下
- FXは株よりも少額で利益を出しやすい
- 少額ならリスクを抑えつつ経験を積める
- 少額の場合は、最初に大きな利益は望めない
- 始める前にデモトレードで練習しよう
当スクールでは、FX初心者から上級者まで多様な方が在籍しています。
「チャートって何?」
「FXは初めてだけで大丈夫?」
入稿当初はこのような方もいらっしゃいますが大丈夫です。
当スクールでは次のようなサポートによって安全なFX投資方法をしっかりと教えています。
- 毎月の講義と勉強会
- 週1回のe-ラーニング
- 投資マインド育成のためのシェア会
- ほかの受講生との交流
安心して参加いただけるよう無料体験レッスンも開催中です。
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