FXで勝つためには、「手法」や「エントリーパターン」を磨くことが大切だ。

もちろんそれは事実ですが、「毎年、安定して利益を出し続ける」となると話は別です。

実際に多くの受講生を見ていても、「技術だけ」で一時的に勝てたとしても、相場が変化したタイミングで壁にぶつかる方が少なくありません。

なぜでしょうか?


それは、「相場観」がないと、“今その手法が通用する相場なのかどうか”を判断できないからです


今回は、あるドル円の事例を通じて、

「手法は変えず、時間帯を変えるだけで結果が大きく変わる」理由

を解説しながら、

相場観があることで、トレードがどれだけ楽になるのか?」

をお伝えしていきます。

【事例】同じエントリーパターンでも「時間帯」が違うと結果が真逆に

以下は、ある週のドル円日足チャートです。

まず、日足では、陽線と陰線が交互に現れ、連続した陽線が見られません

これはつまり、日足レベルでの「明確な上昇トレンド」が出ていないことを意味します。

さらに、4時間足を見ると、チャートは大きくジグザグと揺れ動き、方向感が乏しい相場であることがわかります。

このような状況で、朝8時(東京時間)に、

「MA(移動平均線)3本が上向き」

・「ローソク足がすべてのMAの上にある」

といういつものエントリーパターンが成立しても、入ってすぐに反落してしまうことが多くなります

ところが、同じパターンでも、NY時間(21時台など)にエントリーした場合は、しっかりと利益が伸びるケースが増えたのです。

つまり——
損益の分かれ目は、テクニカルではなく「相場の背景=相場観」にあったということになります。


【本質】“相場観”とは何か?

「相場観」とは、単なるチャート形状の分析ではなく、相場の背景や時間帯のクセを読み取る力のことです。

今回のドル円でいえば、次のような流れがありました。

ドルがある程度買われる状況にはあるが、日本円をがんがん売る状況にはない

ということ。

「ドルが買われる状況」なので、ドルのメイン市場であるNY市場でドル円が動きます。

一方で、「日本円をがんがん売る状況にはない」ので、円のメイン市場である東京時間ではドル円はさほど動かない。


ですので、今回のドル円状況は、

典型的な「ドル高・円安」の状況ではなく、どちらかというと「ドル高」なので、NY市場のほうがチャンスが生まれる

このような相場の背景を把握しておくと、

「同じパターンなら、NY時間にエントリーしたほうが成功しやすい」


という判断が自然とできるようになります。

【気づき】勝てないとき、見るべきは「手法」ではなく「相場状況」

特に学びになるのはこの点です。

「いつもの手法で負けたとき」→原因は“手法”ではなく、“相場状況”かもしれない。

そう気づけるようになると、トレードの視点が一段レベルアップします。

大人のトレードでは、

「なぜ負けたか?」を手法のせいにするのではなく、背景(相場の構造)を丁寧に観察する力が、安定的な成果を支えてくれます。

【ご案内】相場観を深めたい方へ|アドバンスコースのご紹介

このように、「相場観」があるかどうかで、トレードの難易度も、精神的な負荷もまったく変わってきます。


どんなに優れた手法を使っていても、相場がそれを受け入れていないタイミングであれば、損失につながってしまう。


逆に、相場全体の流れや背景が見えていれば、

「今は見送る」
「今日はNY時間まで待つ」

といった判断がスムーズにできるようになり、無駄なエントリーが減っていきます。

EDGEコミュニケーションの【アドバンスコース】では、

✓ ファンダメンタルズ
✓ 通貨の強弱
✓ 各時間帯ごとの値動きの特徴

といった「相場観」を養うための知識と実践力を、段階的に学んでいきます。


FXを単なる“テクニカルのパズル”ではなく、もっと全体像をとらえ、余裕を持って判断できるようになりたい方は、ぜひご検討ください。

“相場観”がつくと、あなたのトレードはもっと進化します。

手法」や「型」だけでなんとかしようとするトレードから、「背景を読み、相場の流れに乗るトレード」へ。


この変化は、ストレスの少ない、大人らしいトレードスタイルへの第一歩になります。

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