「FXで利益を出したい」
「確実に利益を出せる手法がないものか…」
こんな風に、誰だって考えますよね。
ネットや本で調べてみると「これが正解」「この手法なら利益確実」「このシステムなら間違いない」などさまざまです。
一体どうしたらいいのかと迷う方は多いはず。
この記事では、シンプルでFX初心者でも利益を出せる4時間足手法を解説。
有料ツールを使う必要もなく、相性の良いテクニカルツールと組み合わせるだけで十分利益を出せるので参考にしてください。
FX初心者が取引手法に迷う理由5つ

FXの取引手法は数多く存在します。なかには初心者にとって難易度の高いものも。
FX初心者が、どの取引手法を選べばいいか悩む理由について解説します。
- どの時間足を利用していいかわからない
- どのテクニカルツールを選べばいいかわからない
- どの通貨ペアを選べばいいかわからない
- 利確や損切のポイントが分からない
- 本やYouTubeで学んでもわからない
理由の解説の最後には簡単な回答もお伝えします。
どの時間足を利用していいかわからない
これはAUD/USDの日足(左)と15分足(右)のリアルタイムチャートです。
日足は下方向に見えますが、15分足では上方向に見えますよね。
AUD/USDは1日の中でも価格が大きく上下する傾向があるので、短期的な動きを見るべきか、長期的な動きを見るべきか迷います。
当スクールでは、日足→4時間足の順にチェック。
方向が一緒であれば投資対象としてウォッチして、条件がそろったらエントリーします。
どのテクニカルツールを選べばいいかわからない
無料で使用できるテクニカルツールだけでも次のようなものがあります。
【トレンド系】
移動平均線 | 一定期間の価格を平均化しグラフにしたもの |
一目均衡表 | 5本の線を用いて分析するテクニカル。時間を重視し、相場のトレンド(傾向)や中長期的な見通し(価格の下げ止まりや上げ止まり等)などを示す |
ボリンジャーバンド | 移動平均線に対する標準偏差を導き出し、平均に対してのシグマ(σ)の倍数(通常は2倍が多い)を描画したもの |
パラボリック | 売りか買いか常にポジションを持つ「どてん」を想定したテクニカル。 |
ピボットポイント | 前日の高値・安値・終値をもとに、当日の相場を予測するテクニカル。 |
【オシレーター系】
MACD | 相場の流れや売買ポイントを掴むシグナル |
RSI | 一般的には逆張り指標とされ、70を超えると買われすぎ、30を割ると売られすぎとされている |
RCI | 一定期間内の日付と価格にそれぞれ順位をつけ、両者にどれだけ相関関係があるか数値化したテクニカル |
ストキャスティクス | 直近終値が一定期間内のレンジの中でどのレベルに位置するかを判断するテクニカル。一般的に70以上が買われすぎ、30以下が売られすぎとされる |
移動平均乖離率 | 現在値が移動平均線からどのくらい離れているかを表すテクニカル。 |
ヒストリカル・ボラティリティ | 終値を基に、直近の一定期間における価格変動率のばらつき(標準偏差)を年率換算したテクニカル。 |
モメンタム | 現在と過去の価格を比較して短期的な相場の勢い(強弱)を判断するテクニカル |
ATR | その日の最大の値動きをもとに、直近の価格変動率のばらつきを見る |
DMI | 終値の比較を無視し、当日の高値安値が前日の高値安値に比べてどちらが大きいかを見極めるテクニカル |
ADX | DMIの+DIと-DIだけでは見分けづらい、トレンドの強弱を見極めるテクニカル |
ウイリアムズ%R | 一定期間内の価格変動幅の中で直近の終値が相対的にどのレベルにあるか測るもの |
※オシレーターとは、相場の強弱を表すテクニカル分析の指標。
大和証券
「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断し、その反転を予測して逆張りに利用するのが一般的
この中から相性の良いテクニカルツールを選び、さらにどのポイントでエントリーすべきかを理解するまでを考えると大変ですよね。
当スクールで利用するテクニカルツールは、移動平均線とMACDのふたつのみです。
指標の見方については、後ほど詳しく解説します。
どの通貨ペアを選べばいいかわからない
FXは通貨同士の売買ですから、国の数×国の数ほどペア数が存在します。
基本はクロス円とドルストレートですが、高金利通貨であるメキシコペソやアフリカランドなども人気があります。
そのほかにも…
- トルコリラ
- スイスフラン
- カナダドル
- シンガポールドル
- ロシアルーブル
- 人民元
以上のように多くの通貨と通貨ペアから適切なものを選ぶのは大変です。
当スクールでは、クロス円とドルストレートの中から、メジャーな9通貨のみを投資対象としています。
投資対象を絞ることで、分析もシンプルですみます。
チェック時間も短くて済むので、本業がある方でも無理なく投資できるはずです。
利確や損切のポイントが分からない
エントリーポイントも重要ですが、初心者が迷うのは利確や損切をどこですべきかです。
こつこつ細かく利益を積んでいたにもかかわらず、一回の大きな下落で大損害を被って復活できないほどの痛手を負うことも珍しくありません。
当スクールの場合は、利確はプラス60pips・損切りは30pipsに揃えています。エントリーポイントだけにこだわればいいので、利確や損切で悩む必要がありません。
本やYouTubeで学んでもわからない
「FXで1億円」のような本があれば手に取りたくなりますよね。
YouTubeであれば無料で情報を得られますが、誰の教えを信じたら確実に儲かるのか…。そんなことは誰もわかりません。
ただ「絶対に儲かる」と謳っているところだけは避けたほうがよさそうです。
FXで利益を出している人も、最初から全戦全勝だったわけではありません。
自分に合ったトレード手法を見つけ、コツコツ続けているだけです。
初心者にとって大切なのは、怪しい業者に騙されないこと、自分の合ったトレード手法を見つけることの2点です。
初心者おすすめの4時間足を利用したトレード手法とは

初心者におすすめなのは、4時間足を利用したシンプルなトレード手法です。
その手順や注意ポイントについて解説します。
- ロウソク足は日足→4時間足で見る
- すき間時間でトレード可能
- デイトレード~スイングトレード向き
順にみていきましょう。
ロウソク足は日足→4時間足で見る
赤丸の中は6月のドル円の動きです。
日足で見ると明らかな上場傾向。さらに4時間足で見ると同じく上昇傾向です。
このように日足と4時間足の方向性が同じ場合のみ、投資対象としてウォッチします。
すき間時間でトレード可能
次にチェックする時間帯です。
4時間足を利用するので4時間ごとにチェックすれば十分です。
- 朝8時
- 昼12時
- 夕4時
- 夜8時
- 夜中12時
朝8時にチェックした時点で日足と4時間足の条件がそろわなければ、その日はトレードする必要はありません。
シンプルなうえ10~15分ほどでチェックできるので、本業がある方でもすき間時間でトレードできます。
デイトレード~スイングトレード向き
4時間足トレードは、早ければその日のうちに決済されますが、場合によっては2~3日かかることもあります。
一方、1分足や5分足を利用すると、常にチャートを見ていなければいけないうえ、エントリー頻度も多くなってしまいます。
激しい動きに翻弄され、売ってやられ買ってやられの泥沼にはまることも。
4時間足であれば、1日に数度チェックすれば済むので、本業に集中できます。
4時間足と相性の良いテクニカルツール

4時間足トレードをする際、相性の良いテクニカルツールは次のふたつです。
- 移動平均線
- MACD
順に見ていきましょう。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格を平均化しグラフにしたものです。よく使用されるのは次の3本です。
- 5日移動平均線
- 25日移動平均線
- 50日移動平均線
この3本の動きや方向性をチェックすれば、短期・中期・長期の動きがわかります。
当スクールでは、この3本の方向性が同じ場合だけエントリーするのを条件にしています。
MACD
MACDとは、相場の流れや売買ポイントを掴むシグナルです。
移動平均線を改良したテクニカル指標で、値動きに素早く反応する性質を持つためトレンドの初動を予測するのに役立ちます。
二本あるインジゲーターが同じ方向を向いていると、トレンドが出ていると判断でき、クロスしたら転換期だと分かります。
4時間足でFXトレードするときの手順

移動平均線とMACDを利用して、4時間足でトレードをする手順を解説します。
シンプルな4つの手順は、次の通りです。
- 日足のトレンドが出ている通貨ペアを選ぶ
- 4時間足が日足と同じトレンドか確認する
- 4時間足で移動平均線との乖離を確認する
- 4時間足のMACDの方向と勢いを見る
- トレンドに沿ってエントリーする
順にみていきましょう。
1.日足のトレンドが出ている通貨ペアを選ぶ
最初に日足をチェックします。
チェックすべき通貨は次の9つです。
ドル円・ユーロ円・ポンド円・オージー円・ニュージー円
ユーロドル・ポンドドル・オージードル・ニュージードル
移動平均線の方向が3つとも同じでトレンドが出ている通貨を選びましょう。
図の左と右を比べてみて、トレンドが出ている通貨はどちらだと感じましたか?
2.4時間足が日足と同じトレンドか確認する

日足でトレンドが出ている通貨を見つけたら、次に4時間足をチェックします。
こちらは、2023年6月のドル円の日足と4時間足です。
どちらも上向きの同じトレンドがでていますね。
もし日足と4時間足の方向がそろってなければ、トレードはしません。画面を閉じて、次の日までチャートを見ず、別のことをしましょう。
日足と4時間足のトレンドが同じ方向であれば、次のチェックへ進みます。
3.4時間足で移動平均線との乖離を確認する

4時間足では、ロウソク足と5MAとの乖離幅をチェックします。
移動平均線との乖離が大きい場合はエントリーを見合わせましょう。
その理由は、乖離が大きいと買戻し(売り戻し)などでいったん反対の方向へ価格が動く可能性が高いためです。
移動平均線の上(下)で乖離が少ない場合のみエントリーOKです。
当スクールでは「30pips以内」の乖離をエントリー条件としています。
※5MAとはMoving avarageの略で、4時間足の場合4時間×5の平均値を指しています。
4.4時間足のMACDの方向と勢いを見る
さらに4時間足のMACDの方向と勢いをチェックします。
移動平均線とMACDの方向が同じで勢いがあればエントリーの可能性が高まります。
売りであれば0より下、買いであれば0より上、この条件がそろえばエントリーOKです。
5.トレンドに沿ってエントリーする

条件がそろえばトレンドに沿ってエントリーします。
今まで紹介したエントリー条件をまとめると次の通りです。
- 日足の移動平均線にトレンドが出ている
- 4時間足の方向性も日足と同じ
- 4時間足のMACDの勢いと方向性が条件を満たしている
- 4時間足5MAとの乖離が30pips以下
この4つの条件がそろったときのみエントリーすれば、損失が出る可能性を限りなく少なくできます。
これまでの日足・4時間足を利用したトレンドフォローの投資手法については、こちらのYouTubeでも解説しています。
FXを4時間足でトレードするときのコツと注意点

シンプルで分かりやすいのが4時間足トレードです。
そのコツと注意点を最後に紹介します。
- 年間ベースでゆったりできる
- チャートを頻繁にチェックする必要がない
- 決めた利幅&損切り幅だから淡々とできる
- 欲に走って自分を見失ったりしない
順にみていきましょう。
年間ベースでゆったりできる
エントリー条件を満たせば、比較的損失を出さずにトレードできる4時間足手法ですが、この条件を満たすときはそれほど多くありません。
1カ月で1度もなかった…なんて場合も。
またエントリー条件を満たしたから必ず利益になるとは言えないのも事実。
「絶対大丈夫」「必ず儲かる」とは断言できません。
ただしコツコツ続けていると年間ベースで確実に利益を重ねられるので、焦らず実績を積んでいきましょう。
チャートを頻繁にチェックする必要がない
4時間足を基本としているので、チャートチェックは4時間に一度。
仕事中に気になって何度もチェックする必要はありません。
エントリーポイントさえ正しければ、エントリー後はOCO決済を設定しておくだけで大丈夫です。
※OCO決済とは、2種類の注文を1度に出し、どちらかの注文が約定した場合はもう一方が自動的にキャンセルされる注文方法
決めた利幅&損切り幅だから淡々とできる
エントリー後は、利確と損切をOCO決済で設定しておきます。
- 利確:プラス60pips
- 損切:マイナス30pips
設定後は、どちらかで決済されるまで放置しましょう。
あらかじめ決めておくので、値動きに心を乱される必要はありません。
欲に走って自分を見失ったりしない
損が出たら誰もが平静でいられません。
マイナス分をカバーしようとして、むやみに売ったり買ったりエントリーしてしまいます。
こういった行為は逆効果で損を重ねてしまう結果に…。
4時間足手法でルールに沿って淡々とトレードすれば、欲に走って自分を見失うことなく利益を積み重ねていけるでしょう。
初心者や忙しい人向きの4時間足トレードはシンプルで簡単!基本を学んで利益を狙おう

当スクールで教えている日足&4時間足手法はシンプルで簡単です。
この記事でお伝えしたことがすべてなので、勘の良い方であれば記事内容を実践するだけで十分利益を上げられるかもしれません。
ただそう簡単にいかないのがFXの面白いところ。
人の感情やファンダメンタル要素で同じ場面はひとつとしてありません。
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