
FXを続けていると、
「このやり方で本当にいいのだろうか」
と感じる瞬間がある。
だが実は、その違和感は、トレードだけではなく、
“人生そのもの”
にもつながっているのかもしれない。
頑張っている。
努力もしている。
だが、なぜか思い描いた方向へ進んでいる感じがしない。
遠回りしている気がする。
そんな時、多くの人は、
「もっと努力しなければ」
と考える。
だが本当に必要なのは、“努力の量”ではなく、
「自分に合う場所を探すこと」
なのかもしれない。
そんなことを考えさせられたのが、オリンピックの短距離メダリスト為末大 の『諦める力』だった。
「諦める力」とは?

「夢は必ずかなう」
「夢は諦めてはいけない」
そんな言葉だけを聞いていると、「諦める」というタイトルは、どこかネガティブに聞こえるかもしれない。
だが、本書の主張はそうではない。
誰にでも、
「自分に合う分野」
「自分が自然に力を発揮できる場所」
がある。
だからこそ、無理に一つの夢へ固執するより、自分が輝けるフィールドを探したほうがよい。
それが、本書の大きなテーマだ。
もちろん、夢や目標の途中にいる時、
「続けるべきなのか」
「方向を変えるべきなのか」
その判断は簡単ではない。
人によって答えも変わるだろう。
だが、一つ言えるのは、
「人生の可能性を、一つの選択肢だけに固定しないこと」
は、とても重要だということだ。
多くの人が思う「成功」は、実際とは違う

多くの人は、成功を「一直線」に考えている。
努力を積み重ねれば、右肩上がりに伸びていく。
そんなイメージを持っている人は多いだろう。
だが、実際の人生は、そう単純ではない。
遠回りをする。
迷う。
止まる。
失敗する。
そして時には、
「まさか、ここにつながるとは思わなかった」
という形で、道が開ける。
成功とは、本来そういうものなのだと思う。
あなたにも、
「最初に思い描いていた形とは違ったが、結果的によかった」
そんな経験があるのではないだろうか。
つまり、理想の状態へ向かう道は、一つではない。
成功とは、
「一直線で到達するもの」
というより、
「回り道の中で見つけていくもの」
なのかもしれない。
では、自分はどこで輝けるのか?

だが、ここで一つ重要な問題が出てくる。
回り道をしながらでも、自分が納得できる方向へ進みたいなら、
「自分は、どこで力を発揮できるのか?」
を考えなければならない。
それが、為末さんのいう、
「自分が輝ける場所を探す」
ということなのだろう。
だが、そのためには、
自分の強みは何か?
弱点は何か?
どんな思考のくせを持っているのか?
という「自己認識」が必要になる。
実は、これはFXでも非常に重要なテーマだ。
トレードは「自分」が出る

テクニカルを学び、インジケーターを使いこなし、過去チャートの検証も積み重ねてきた。
それでも、なぜか安定しない。
利益が出ても再現できない。
このような壁にぶつかっている人は少なくないだろう。
だが実際には、
「勝てない理由」
の多くは、知識不足や分析力不足ではなく、
“ものの見方”
に起因していることが多い。
つまり問題は、
「チャートそのもの」
ではなく、
「チャートをどう見ているか」
なのだ。
たとえば、こんな経験はないだろうか。
・昨日の損切りが悔しく、「今度こそは」と感情的に入り直してしまう
・SNSで「この形は上がる」と言われ、その視点に引っ張られてしまう
・昔うまくいった形に似ているだけで、「またいける」と感じてしまう
これらはすべて、
“客観的に見ているつもりで、自分の願望を見ている状態”
である。
EDGEでは、この状態を、
「自分の見たいようにチャートを見ている」
と表現している。
多くの人は、
「もっと分析しなければ」
「もっと知識を増やさなければ」
と、チャートばかりを見続ける。
だが本当は、
“自分の思考”
のほうが、結果に強く影響している場合が多い。
だからこそ、
自分の思考がどこに向かっているか?に意識をむけると、トレードの精度も上がる。
視点が、
「チャートをどう読むか」
だけではなく、
「自分が、チャートの情報にどのように反応しているのか」
へ変わるからだ。
これが「自己認識」の力だ。
来週告知する、新しいサロンについて

来週から告知を始める新しいサロンでは、
「自己認識」
もテーマとして扱っていく。
自分の思考のくせ。
反応パターン。
強みと弱み。
それらを観察することは、
FXだけではなく、
「自分が、どこで自然に力を発揮できるのか」
を知るための、大きなヒントになる。
遠回りに見えるかもしれない。
だが実は、その回り道こそが、一番自然に、自分の道へつながっているのかもしれない。
今回の内容は、FXだけの話ではない。
仕事も、人生も、結局は、
「自分は、どこで自然に力を発揮できるのか?」
を探していくことが大切だと思う。
そしてそのためには、
チャート分析だけではなく、
「自分自身を観察する視点」
も必要になってくる。
来週から、「リベラルアーツとしてのFX」の新しいサロン告知をメルマガで開始する予定である。
そこでは単なる手法論ではなく、
・FXと自己認識(「思考のくせ」がチャートをどう歪めているか?)
・FXと感情(メンタル論のウソを暴く)
・FXと相場観(FXの負けに「不思議な負けなし」?)
といったテーマも扱っていく予定だ。
FXを通して、
「どう勝つか」
だけではなく、
「どう考えるか」
を深めていきたい方には、面白い場になるかもしれない。
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