
「FXで毎月安定して稼ぎたい」
「月利〇%を継続したい」
こうした考え方は、多くのトレード初心者が一度は抱くものである。
しかし、この発想には大きな落とし穴がある。
それは、
FXの利益を会社の給料のように「毎月安定して得られるもの」
と考えてしまっていることだ。
私たちは普段、会社から毎月決まった給料を受け取っている。
副業においても、「毎月いくら稼ぐ」という考え方が当たり前になっている。
そのため、
・努力すれば
・時間を使えば
・毎月、一定のリターンがある
という前提で、FXも見てしまう。
そして、
「FXで毎月5万円稼ぎたい」
「月利5%を安定させたい」
と考えてしまうのである。
だが、ここに決定的なズレがある。
相場の利益は安定しない|FXは連続的・規則的に稼げない理由

為替相場の正体は、不連続で、不規則なものだ。
これはどういうことか。
為替相場は
・「利益が取りやすい相場」
・「利益が取りにくい相場」
が明確に分かれているということだ。
「利益が取りやすい相場」は、いわゆる「トレンド相場」で、価格が一方向に進む。

この時期は、道具(手法)にあまり詳しくなくても、ぼんぼん利益が取れる。
いわば、釣りの仕掛けに詳しくなくても、魚がどんどん釣れる時期。
一方、
「利益が取りにくい相場」は「レンジ相場」、また方向感がない相場だ。

この時期は、無理をすると損失がこむ。
魚は全くいないのに、無理して高価なルアーで勝負するようなものだ。
では、ここで少し考えてほしい。
「利益がとりやすい相場」でがっつり利益をとり、「利益がとりにくい相場」では様子見したほうがよくないだろうか?
そのほうが、利益はまるごと残るのだ。
FXで利益を残す人の特徴|受講生のリアルなデータ分析
ここで、実際の受講生Aさんのデータを見てほしい。

このデータで注目してほしいのは、
「利益が出ている月」
「利益が出てない月」
がはっきりと分かれているということだ。
「利益が出てない月」、つまり「月1万未満」の月は、ノートレードの月を含めると、計6ヶ月ある。
トレードの回数は、月0回~3回。
ところが、1/25-2/21, 3/23-5/20までの3ヵ月で、Aさんは26万近くの利益を出している。
↓

これは何を意味するか?
年間利益の約78%が、実は「3ヵ月間」に生まれた、ということだ。

では、次に「利益が出ていない月」と「利益が出ている月」の相場を比較してみよう。
・「利益が出ていない月」

・「利益が出ている月」

Aさんは、トレンド相場で利益を出し、方向感のでにくい相場では様子見をしている。
これが「利益をまるごと残す」ということだ。
別の視点として、累計損益のグラフを見ると、
・しばらく横ばい
・あるタイミングで一気に伸びる
・また横ばい
という動きをしている。

いわば、階段のような形になっている。
トレード収益は一部で決まる|受講生Aさんの損益推移からわかること

この事実から何がわかるだろうか?
常識とは反するが、
相場は「コツコツ積み上げる場所」ではなく、「取れるときにまとめて取りにいく場所」ということだ。
したがって、
・トレンドが出ているときに利益を出し
・それ以外の時間は静観する
というスタンスの方が、結果的に累計利益は大きくなる。
逆に、「毎月利益を出そう」とするとどうなるか。
相場が動いていない時期にも無理にトレードをすることになる。
その結果、
・無駄なエントリーが増える
・手法に迷い始める
・相場を自分の都合で解釈するようになる
いわゆる「手法探し」や「ポジポジ病」に陥る。
これはスキルの問題ではない。
前提となる“見方”がズレていることが原因なのだ。
平均思考が失敗を招く|FXで「毎月利益」を目指してはいけない理由

われわれは、「平均」という言葉に安心感を覚える。
平均年収
平均月収
平均利益
しかし、金融市場における利益は、平均的に発生するものではない。
むしろ、偏って発生するものなのだ。
だからこそ、
「毎月いくら稼げたか」ではなく、「どのトレンドでどれだけ取れたか」
を見るべきということだ。
最後にひとつ、考え方を変えてほしい。
「今月、何もしていない=ダメ」ではない。
むしろ、
「何もしていない=正しい可能性がある」
ということだ。
相場が動いていないのであれば、無理に動く必要はない。
そして、今の相場環境を見ると、大きなトレンドは出にくい状態が続いている。
こういうときに無理をすると、利益を削ることになる。
だからこそ今は、
「待つこと」そのものが戦略なのだ。
焦らなくていい。
動かない相場も、必ず動く。
それまで慌てず、腰を落ちつけて待ってみよう。
ただし、
「どのタイミングで動き、どこで待つのか?」
この判断が曖昧なままだと、結局は無駄なトレードを繰り返してしまう。
今回の内容をさらに深く理解し、
“待つべき相場”と“取りにいく相場”を見極める視点については、
セミナー内で具体的に解説している。
実際のチャートと事例をもとに、初心者でも判断できる形まで落とし込んでいるので、興味があれば一度確認してみてほしい。
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