
FXでは「考える力が重要だ」と、よく言われる。
そのため、
多くの人が過去検証をたくさん行い、相場分析動画をたくさん見て、「自分はちゃんと考えている」
と感じているのではないだろうか。
しかし、実際のチャートを目の前にすると、
・手が止まる
・急に自信がなくなる
・何が正しいのか分からなくなる
そんな経験をしたことがある人も、多いはずだ。
そして多くの場合、こう考えてしまう。
「検証が足りないのかもしれない」
「もっと知識を入れて、もっと考えられるようにならなければ」
そうして、さらに動画を見て、さらに分析を重ねる。
それでも、いざ本番のチャートを前にすると、やはり迷う。
この壁にぶつかる人は、決して少なくない。
では、なぜこれだけ“考えているはず”なのに、迷いは消えないのだろうか。
たくさん考えても「迷いが消えない」理由

結論から言うと、その理由はこういうことだ。
「頭を使っている=自分で考えている」と、脳が勘違いしてしまうからである。
たとえば、料理番組を見ている場面を想像してほしい。
プロの料理人が、
「ここで火を弱めて」
「このタイミングで塩をひとつまみ」
と、丁寧に説明してくれる。
それを見ていると、
「なるほど」
「分かる気がする」
「自分でも作れそうだ」
そんな感覚になる。
しかし、いざ自分でキッチンに立つとどうだろうか。
「火、強すぎたかもしれない」
「え、塩ってどのくらいだ?」
「このタイミングで合っているのか…?」
と、急に手が止まる。
これは、
考えていた“つもり”だっただけ
なのである。
FXでも、まったく同じことが起きている。
過去検証や相場分析動画では、
・ここで入る
・ここは待つ
・この形は勝ちやすい
と、必ず「理由」が説明される。
それを見ながら、
「なるほど」
「確かに」
「分かる」
と頭を使う。
その結果、脳はこう錯覚する。
「自分は考えている」と。
しかし、ここに大きな落とし穴がある。
その「考える」とは、答えがすでに用意された世界での思考にすぎないという点だ。
「理解」と「判断」は、まったく別のもの

過去検証や相場分析動画を見て、
「なぜここで入るのか」
「なぜここは待つのか」
を理解し、納得する。
これは理解である。
一方で、
答えの用意されていない未来のチャートを前にして、
「どちらに行く可能性が高いのか」
「今は入る場面なのか、待つ場面なのか」
を自分で決める。
これは判断である。
つまり、
・理解とは、仕組みや意味を把握し、納得すること
・判断とは、その理解をもとに、「自分の責任で」行動を決めること
である。
多くの人が、
・検証している
・動画を見ている
・知識も増えている
それでも本番で迷ってしまうのは、「理解」と「判断」を無意識に混同しているからだ。
頭では分かっている。
しかし、未来のチャートを前にしたとき、
「自分はどうするのか?」
を決める練習をしていない。
だから、エントリー直前になると、不安が一気に押し寄せてくる。
人は、理解するだけで「自分は判断できるようになった」と錯覚してしまう。
だが実際には、理解と判断はまったく別物である。
他人のシナリオを理解することと、答えのない世界で自分の選択を下すことは、まるで違う行為なのだ。
この迷路を抜けるには?

では、この迷いのループから抜けるには、どうすればよいのか。
答えはシンプルである。
「判断する経験」を積むしかない
ということだ。
最初はデモでも構わない。
答えのないチャートを前に、他人のストーリーではなく、自分で考え、自分で決める。
不安が出るのは当然である。
それは、初めて「判断」をしている証拠だからだ。
一見、遠回りに見えるかもしれない。
しかし、その積み重ねが、少しずつ「判断力」になっていく。
そして、答えのない未来に対して、自分がどう考え、どう行動するのかを決めていく力。
それが、予測力である。
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