
「FX予測」と聞くと、AI予測やアナリスト予測を思い浮かべる人は多いだろう。
そして、そのイメージから来る印象は、だいたい次のようなものだ。
予測とは、
「どれだけ当たったか」
つまり、的中率が重要だという考えである。
・「AIのドル円○○円到達予測が当たった」
・「アナリストの経済予想が当たった」
FXに限らず、予測=的中率、というイメージは他の分野にもある。
・選挙予測が当たった
・天気予報が当たった
・競馬予想が当たった
ここで語られているのは、要するに「当たり」か「外れ」か、それだけである。
当たれば評価は上がり、
外れれば評価は下がる。
だが、この議論には、ある決定的な視点が抜けている。
予測は、何のためにするのか

そもそも、予測は何のためにするのだろうか。
たとえば、天気予報の場合。
天気予報の目的は、国民生活やビジネスの利便性を高めることにある。
観光業や物流などは、天候次第で売上や計画が大きく変わる。
だからこそ、気象庁は天気予報の「精度」に強くこだわる。
気象庁は、天気予報という予測に対して社会的な責任を負っているからだ。
では、経済アナリストの予測はどうか。
経済アナリストの予測の目的は、自分の分析が正しいことを示し、評価や信頼を得ることにある。
予測が当たらなければ、仕事は減っていく。
つまり、アナリストは自分の予測に信頼性や評判を賭けているのである。
FXトレーダーにとっての「予測の目的」とは何か

ここで、FXトレーダーに話を戻す。
我々FXトレーダーは、気象庁のように予測に対して誰かに責任を負う立場ではない。
また、経済アナリストのように、自分の予測が正しいことを他人に証明する必要もない。
つまり、「予測の目的そのものが、まったく違う」のである。
では、FXトレーダーにとっての予測の目的とは何だろう?
それは、当てることではない。
不確実な相場の中で、ある程度の見通しを立て、準備をすることである。
たとえば、
ドル円の日足チャートに水平線を引き、
「○○円を上抜けたら、本格的な上昇トレンドに入りそうだ」と考える。
明日は日銀の発表がある。
内容次第では、○○円を突破するかもしれない。
もし、
発表後に○○円を明確に上抜けていたら、
そのときにエントリーしよう。
このように、あらかじめシナリオを用意しておく。
これが、FXトレードで求められる予測である。
当然、日銀発表をきっかけに流れが変わり、○○円を上抜けない可能性もある。
しかし、それはまったく問題ではない。
エントリーしないだけの話だからだ。
お金は減っていない。
痛みもない。
あとは、今回の日銀発表の内容を軽く確認し、今後のドルの流れを追っていくだけである。
チャンスは、いずれまたやって来る。
そのときに、エントリーすればいい。
点の予測が集まると、相場観=予測力がつく

このように、FXトレードにおける予測は、天気予報やアナリストの発言のように「一点」で当てにいくものではない。
「点」と「点」をつないでいくと、やがてそれは「線」になる。
その「線」こそが、よく言われる相場観である。
だから、「相場観=予測力」を養うことは、センスや才能の問題ではない。
日々、スキマ時間に少し見通しを立てて、外れも受け入れ、また次のシナリオを考える。
この積み重ねによって、誰でも少しずつ育てていけるものなのだ。
焦らなくていい☺
当てようとしなくていい。
まずは、
「予測の意味」を取り違えないこと。
そこから、FXはずっと楽になる。
ここまで読んで、分かった気はするけど、自分はどう動けばいいんだろう?
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