
先日、ある男性の受講生Aさんから、こんなアンケートをもらった。
以前は、A通貨ペアでラインを引き、上抜けたらエントリー、というトレードをしていました。
でも、タイミングを外してエントリーできなかったとき、別のB通貨ペアでチャンスを探し始めてしまいます。
そして、B通貨ペアにラインを引いて、また上抜けるのを待つ。
ところが、その間にA通貨ペアは上抜けして、気づいたら大きなトレンドになっていました。。。
一方、B通貨ペアは、なかなかエントリーできる場面が来ませんでした。
Aさんはとても真面目で、学習意欲も高く、過去検証もしっかりやり、相場分析動画もたくさん見てきたとのことだ。
テクニカル分析の知識も豊富で、正直なところ、「自分り詳しいかもしれない」と感じるほどだ。
それでも、うまくいかない。
何が理由なのだろう?
仕事でも、まったく同じことが起きている

これは、FXに限った話ではない。仕事でも、よく見かける光景だ。
たとえば、こんなケース。
Aさんは、上司から「とても重要なプレゼン資料の作成」を任された。
ところが、作業を始めた途端、
・急ぎのメールに即レス
・突然の依頼に対応
・ちょっとした確認作業に割り込まれる
そのたびに作業を中断する。
結果どうなるか。
一日中忙しく動いていたのに、一番大事なプレゼン資料はほとんど進まず、内容も中途半端なまま提出することに…。
本人としては、
「ちゃんと仕事はしていた」
「サボっていたわけではない」
はずだ。
でも、成果は出なかった。
もし、ここに「予測」があったら?

では、このAさんが、自分の行動に予測を取り入れていたらどうでだろう?
・提出日はいつか
・どれくらいの時間が必要か
・今、一番大事な作業は何か
それを踏まえて、
「午前中はメールを見ずに、資料作成に集中する」
「メール対応は、午後にまとめて行う」
と決めていたら?
結果は、まったく変わるだろう。
同じ能力、同じ努力量でも、「予測」をしていれば、出てくる成果は別物になる。
ここで言う「予測」は、難しい話ではない。
「計画」と言い換えてもいいだろう。
流れを想像して、先に決めておくこと。
それだけだ。
FXも同じ。「点」で動くか、「線」で考えるか

AさんのFXも、仕事の例とまったく同じ構造だ。
A通貨ペアでチャンスを待つ
↓
タイミングを逃す
↓
不安になって別の通貨ペアを見る
↓
また待つ
これは、その場その場で感覚的に反応している状態である。
いわば「点」の行動だ。
一方で、
・この通貨ペアは、いつ動きだすだろうか?
・動かす要因は何だろうか?
・自分の仕事のスケジュールから、いつエントリ―できそうか?
こうして、あらかじめ見通しを立てておく。
これは「線」で考える行動だ。
点の行動は、正直、楽だ。
それは。深く考えなくていいから。
でも、あとから「なんでうまくいかないんだろう?」というモヤモヤが残る。
一方、
線で考えるのは、少し頭を使う。
でも、その分、行動に一貫性が生まれ、チャンスを追い続けることができる。
知識や学習量の問題ではない

ここで大事なのは、これは知識不足の話ではないということだ、
Aさんは、知識も学習量も、十分すぎるほどあった。
問題は、
・どう考えて
・どう行動していたか
その「使い方」だ。
知識は、「線」で考えたときに、はじめて活きる。
だが、「点」の行動、つまり反射的な動きの中では、どれだけ学んでも、力を発揮する場面がない。
予測力とは、当てる力ではない

FXで言う「予測力」とは、未来を当てる能力ではない。
・流れを想像する
・準備をする
・決めておく
この積み重ねだ。
それは、センスや才能の問題ではない。
考え方を少し変えるだけで、誰でも、少しずつ身につけていけるものだ。
この「予測力」を、FXの中でどう育てていくのか。
チャートをどう見ればいいのか。
ニュースとは、どう付き合えばいいのか。
そのあたりを、21世紀のAIトレーダーセミナー:週足日足+AIで予測力を養うというテーマで、あらためて整理して話をしようと思う。
今、セミナーページを準備している段階だ。
また改めて案内するので、ピンとくる方は、ぜひ楽しみにしておいてほしい。
PS
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