
昨日、たまたまYouTubeでFXの動画を見かけた。
衆議院選挙の影響でドル円のチャートは明らかに崩れている。
それにもかかわらず、エントリーパターンや手法の解説をしていた。
これを見た人の多くは、
「ドル円のどこで入ろうか?」
と考えるのだろう。
自分も昔はそうだった。
そして、昔の自分を思い出し「あやうさ」を感じた。
その正体は、手法依存である。
つまり、相場環境より先に「やり方」を探してしまう姿勢だ。
今回は、この手法依存のあやうさを釣りと独立開業という身近な例から考えてみたい。
キーワードはシンプル。
環境と道具
だ。
釣りでうまくいく秘訣

まず釣りの話から始めたい。
次の2つなら、どちらが魚が釣れそうだろうか。
① 名人ご用達の高級ルアー
& 水が濁って魚がいそうにない川
② どこでも買える普通のルアー
& 水がきれいで魚が多そうな川
多くの人は②を選ぶはずだ。
理由は単純だろう。
魚がいない川では、どんな道具も意味を持たないからだ。
一日中ルアーを投げ続けても反応ゼロ。
腕が悪いのかと思っていたら、単に魚がいなかった。
釣りをする人なら、一度は経験することだろう。
逆に、魚が多い川なら、多少ルアーが普通でも釣れる可能性は高い。
つまりここで言えるのは、
道具(手法)より環境のほうが先である
ということだ。
道具の性能は、環境が整って初めて活きる。
釣りがうまい人ほど、ルアー選び以上に「川選び」を重視しているものだ。
独立開業でも同じ構造がある

この視点は、独立開業にもそのまま当てはまる。
例えば, 税理士資格を取ったとしても、自動的に仕事が増えるわけではない。
実際に成果を出すのは、
・営業力がある人
・人脈を広げられる人
・市場のニーズを読める人
こうしたタイプであることが多い。
つまり資格という「道具」だけでは足りない。
自分の強みが活きる市場という環境が必要なのだ。
営業が得意な人なら、むしろ業界を変えてもうまくいくことがある。
先に環境を見る。
その後に必要な道具を整える。
この順番が自然である。
釣りとまったく同じ構造だと言えるだろう。
FXにおける手法依存の脆さ

では、
この「環境 > 道具」という視点をFXトレードに当てはめるとどうなるか。
直近の例で言えばドル円である。
選挙の影響もありチャートは崩れている。
トレンドも不安定で、動きも読みづらい。

高値が切り下がつている一方で、安値はまだ切りあがっている。
「方向感」がないので、買いも売りもしにくい。
いわば、
魚がいない川の状態だ。
ここで手法にこだわり、無理にエントリーポイントを探すと、トレードは不安定になりやすい。
なぜなら、
エントリーパターンは
安定したトレンドがあって初めて機能する
ものだからだ。
パターンとは再現性の話である。
環境が崩れれば、当然再現しにくくなる。
では、次に何をすべきか?

答えはシンプルである。
トレンドが出そうな通貨ペアを探すこと。
つまり「魚が増えそうな川」を探すこと。
これが本来の意味での
環境認識=戦略
である。
逆に、
動きが不安定な通貨ペアでエントリーポイントばかり探すのは戦略ではなく戦術に過ぎない。
極端に言えば、
初心者でも勝ちやすい環境を探すこと。
それこそが戦略である。
環境を見る力は、人生にも効く

この視点はFXだけの話ではない。
仕事、独立、学び、人間関係。
私たちはつい
「うまくやる方法」
「すごい道具」
に目を向けがちである。
だが本質は逆だ。
環境を見る力がある人ほど、結果は安定する。
スクールでは、AIを使って通貨ペアの環境分析も行っている。
勢いが出そうな通貨を先に見つけ、そこをウォッチするだけで、トレード効率は大きく変わる。
努力量より、環境選び。
これは多くの分野に共通する法則だ。
もしこの考え方に興味があれば、セミナーページもぜひのぞいてほしい。
新しい視点が一つ増えるだけで、トレードも仕事も、ずいぶん楽になると思う。
