
最近、「AI時代は問いが重要になる」という記事をよく見かける。
では、問いとは何か。
AIへの質問がうまくなれば、それが問いになるのだろうか。
確かに「質問力」は問いの一部である。
しかし、問いとはそれよりも大きなものである。
自分の問題を解決するための質問づくり。
これが、自分の考える「問い」だ。
問いとは、単に答えを引き出す技術ではない。
問題の構造そのものを変える力である。
今日は、FXの事例からその話をしたい。
エントリータイミングが合わない、とは?

FXでは「エントリータイミング」が非常に重視される。
価格が上がる“ちょうどその瞬間”に買い注文を押せるかどうか、ということである。
一見、何気ない説明に見える。
しかし、この「ちょうど」という言葉こそがFXを難しくしている原因である。
一般的には、以下が王道だ。
大きな時間足で流れを見る。
小さな時間足でエントリーを決める。
たとえば、日足で大きなトレンドを確認し、4時間足でタイミングを測るという流れだ。

理屈としては正しい。
しかし実践になると難しい。
なぜなら、FXには必ず損切りがあるからだ。
予測に100%はない。
損失を小さくするために、小さな時間足でエントリーを決める。
するとどうなるか。
4時間足でエントリーしたあと、陰線が一本出る。
それだけで心が揺れる。
「間違えたかもしれない」
「損切りすべきか」
迷い、そして損切り。
しかしその後、価格は上昇する。

これはいわゆる「FXあるある」である。
日足ではきれいに上昇している。
しかし小さな時間足では振り回される。
つまり、本当の難しさは
エントリータイミングを合わせ続けること
にあるのだ。
エントリータイミングを不要にするには?

自分はこの課題を何年も考えてきた。
受講生全員が安定して利益を出せること。それが理念だからである。
しかし、
「どうやってタイミングをもっと簡単に合わせるか?」
という問いでは、解決策は出なかった。
技術を加えれば複雑になる。
難易度は上げたくない。
そこで、問いを変えた。
エントリータイミングを不要にできないか?
前提を疑ったのである。
「タイミングは重要」という思い込みを手放した。
その問いをAIに投げかけ、対話を重ねた。
週足日足トレードは「問い」から生まれた

その対話の中から生まれたのが、週足日足トレードである。
週足で大きな流れを見る。
日足でエントリーを決める。
日足であれば、ローソク足一本に一喜一憂することは少なくなる。
確かに損切り幅は広がる。
しかし、ポジション量を調整すれば
損失額は変わらない。
チャートを見る回数は減り、判断はシンプルになる。


このやり方に変えてから、1回のトレードで300PIPS以上を取る受講生も出てきた。
↓
FXのテクニカル分析が苦手な50代女性が、∔300pipsを週足・日足+AIで取れた理由|40代以上の大人のための「リベラルアーツ」としてのFX 富盛祥充
技術を増やしたわけではない。
問いを変えただけである。
問いはAI活用だけの話ではない

自分は長い間、「どうやってタイミングを合わせるか」を考えていたが、前に進めなかった。
しかし、「エントリ―タイミングをそもそも不要にできないか」と問いを変えた瞬間、景色が変わった。
問いを変えると、世界の見え方が変わる。
物理学者のアルベルト・アインシュタインはこう言っている。
「もし1時間で問題を解決しなければならないなら、55分は適切な問いを探すことに使うだろう。」
重要なのは、答えより問いである。
AI時代は、答えがあふれている。
だからこそ、どんな問いを立てるか。そこに人の価値がある。
これはFXだけの話ではない。仕事も、経営も、人生も同じである。
「どうやったらうまくいくか」ではなく、
「この前提は本当に正しいのか」
と問えるかどうか。
もし今、うまくいかないことがあるなら、答えを探す前に問いを変えてみることだ。
そこから、新しいトレードも、新しい仕事も、新しい人生も始まる。
現在、AIと対話しながら「問い」を実践的に磨くセミナーを開催している。
エントリーが難しいと感じている方、
トレードをよりシンプルにしたい方、
AIを思考のパートナーとして活用したい方。
「問いが変われば、結果は変わる」ことを感じてほしいと思う。
