最近、スクールのワークでよく感じることがある。
それは、
「なぜ」を言葉にする人ほど、トレードの理解が深くなるということだ。
言語化が大事。
最近は、よく聞く言葉である。
ビジネス書でも「アウトプットの重要性」を説く本は多い。
仕事では、
・考えを言葉にする
・自分の意見を書く
・振り返りをする
こうしたことを意識している人も多いと思う。
ところが不思議なことに、FXになると、この「言語化」をほとんどしなくなる人が多い。
チャートを見る。
動画を見る。
解説を聞く。
しかし、
「なぜそのトレードをするのか」
を言葉にしている人は、案外少ないのではないだろうか。
今日はその理由について、少し書いてみたい。
動画を見て「なるほど」と思うが。。

人は、一度聞いたことをすぐに理解したつもりになりやすい。
解説動画を見る。
講師の説明を聞く。
すると
「なるほど」
と感じる。
しかしそのあと、
「では、なぜそこでエントリーするのか?」
と聞かれると、うまく説明できないことが多い。
つまり、
理解したつもりになっているだけ
という状態だ。
ただ、「エントリ―」で最も重要なのはやはり、
「なぜ」
の部分だろう。
「なるほど」は「自分で考えている」のではなく、他人の思考を理解するだけ。
よって、自分が同じようにエントリ―しようとしてもうまくいかない。
だが、
「なぜ」
と考えることで、課題が「自分毎」に変るのだ。
「アウトプット」することにより「なぜ」を深堀する

そこでスクールでは、アウトプットを非常に重視している。
なぜなら、自分でアウトプットすることは「なぜ」を考えることにつながるからだ。
具体的には、
チャートを見ながら
・ここでエントリーするか
・見送るか
を判断する問題を出す。
そしてそのとき、
「なぜそう判断したのか」
その理由を、ノートに書いてもらう。

この作業をやると、多くの人があることに気づく。
それは、
自分の考えをうまく言葉にできない
ということだ。
実際に
「なんとなく上がりそうと思ったけど、理由を書こうとすると止まってしまいました」
という声もよく聞く。
・どのポイントを見て
・どの根拠で
・どのタイミングでそう判断したのか。
これらは、全て
「なぜ」エントリ―するのか?
という問いに応えるものだ。
それを説明しようとすると、意外と難しい。
さらに面白いのは、ここからだ。
講師はすぐに答えを言わない。

スクールでは、講師がすぐに答えを言うことはしない。
まず受講生同士で、
「自分はこう考えた」
という意見をシェアしてもらう。
すると何が起きるか。
同じチャートを見ているのに、考え方が全然違う。
ある人は、
「ここがサポートラインだから」
と言う。
別の人は、
「上位足の流れが上だから」
と言う。
さらに別の人は、
「ここはまだ待つ場面ではないか」
と言う。
このとき初めて、
「自分はそこを見ていなかった」
という気づきが生まれる。
ただ解説を聞くだけでは、なかなか起きない学びなのだ。
このようにして
「なぜ、そのポイントでエントリ―するか」の理解がより深くなる。
そして、その理解が深くなればなるほどトレードの再現性は高くなる。
「なぜ」のアウトプットが「再現性」につながる。

トレードは一度勝てば良いという世界ではない。
同じ勝ち方を繰り返すこと
が大切である。
そのためには、
・なぜ勝ったのか
・なぜ負けたのか
「なぜ」を言葉で説明できる必要がある。
もし「なぜ」を言語化できなければ、
次に同じような相場が来ても同じ判断をすることができない。
するとトレードは、運に近いものになってしまう。
逆に、
・エントリーの「なぜ」
・利確の「なぜ」
・損切りの「なぜ」
これらを言葉で整理している人は、良いトレードを繰り返しやすくなる。
そして
悪いトレードも、次第に減っていく。
つまりアウトプットとはただ「書くこと」ではない。
自分の「なぜ」を可視化すること
なのだ。
頭の中にあるものを、言葉として外に出す。
そうすることで初めて、
・自分が何を考えているのか
・どこが曖昧なのか
が見えてくる。
FXというと、
・チャート分析
・インジケーター
・手法
そういったものばかりに目が向きがちである。
しかし実際には、
「なぜ」を問う、思考の整理
がとても重要な世界でもある。
トレードのたびに、
・なぜここで入ったのか
・なぜここで見送ったのか
・なぜこの結果になったのか
それをノートに書くだけでも、見えるものは変わってくるはずだ。
「言語化」は「なぜ」から始まる。

実はこの話は、FXだけの話ではない。
仕事でも、勉強でも、同じことが言える。
多くの人は、
本を読む。
動画を見る。
セミナーに参加する。
そうやって、知識を増やしていく。
しかし、それだけでは
「理解したつもり」
で終わってしまうことが多い。
本当に理解している人は、
・「なぜ」を自分の言葉で説明できる
・「なぜ」を人に教えることができる
・「なぜ」を文章として書くことができる
つまり、
「なぜ」を言語化できる人
である。
知識をインプットする人は多い。
しかし、それを自分の言葉で整理し、
「なぜ」をアウトプットしている人は意外と少ない。
だからこそ、
「なぜ」のアウトプットを習慣にしている人は、少しずつ思考が深くなっていく。
そしてその差は、時間が経つほど大きくなる。
今回のテーマは、
「なぜ」を言葉にすることが、トレードの理解を深くする
という話だった。
スクールでも、この
「なぜ」を言葉にするトレーニング
をとても大切にしている。
・なぜここで入るのか
・なぜここで見送るのか
・なぜこの結果になったのか
それを言葉にするだけで、トレードの見え方は少しずつ変わっていく。
もしトレードの理解を深めたい人は、
ぜひ一度、
「なぜ」をノートに書いてみてほしい。
きっと、今まで見えていなかったことが見えてくるはずだ。
この「シェア学習」カテゴリーでも、受講生の学びや気づきを今後も紹介していきたいと思う。
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