
ケーキを前にしてAIに聞くなら、どんな質問がいちばん賢いのか?
目の前にケーキがあって、どうしても食べたい。
でも体重も気になる。
そんな「あるあるな場面」で、受講生AさんはAIに質問を投げかけようとしていた。
ここでのテーマは、ダイエットの判断をAIに手伝ってもらうには、どんな聞き方がいちばん良いのかというものだ。
選択肢はこうだ。
①「これ食べても太らないよね?」
②「これ食べたら太るよね?」
③「これ、どうしたら太らずに食べられると思う?」
④「ケーキって、どんな理由で太りやすいの?」
正解は④である。
理由はとてもシンプルで、質問の“気持ちの向き”がAIの答えを変えてしまうからだ。
AIは、聞き手の意図を読み取るように設計されている。
まるで、カウンセラーが相手の気持ちを汲み取るように、そっと寄り添う性質を持っているのである。
① 「これ食べても太らないよね?」
「太らない方向に寄せたい気持ち」が混ざれば、AIは“太らない理由”を探しに行く。
② 「これ食べたら太るよね?」
自分を責める気持ちが入ると、AIは“太る根拠”を中心に語り始める。
③ 「これ、どうしたら太らずに食べられると思う?」
「食べたい」「でも痩せたい」という、両立が難しい質問になるとAIは少し迷ってしまい、ぼんやりした 回答を返すことが多い。
④「ケーキって、どんな理由で太りやすいの?」
ニュートラル(願望が入っていない)であるため、AIは客観的な情報を整理して返すことができ、判断の材料として使いやすい答えが手に入る。
AIは、質問者の“方向性”を自然に汲み取る。
だからこそ、質問の形が変われば、答えのクセも変わってしまうのだ。
そして、この話はFXにもつながっている

今回のケーキの話は、数日前のエッセイで触れた,
「FXトレードで利確に迷ったとき、AIがそっと背中を押してくれた話」
とまったく同じ構造になっている。
その時にGEMINIへ投げかけた質問はこうだ。
「このチャートのみで判断する場合、今スグに決済すべき根拠があると思われますか?」
この質問は、
“決済したい/決済したくない”
どちらにも寄っていないニュートラルさを保っている。
もしここで、
「今スグ決済したほうがいいでしょうか?」
と聞いていたら、AIは“決済寄り”の理由を強調して答えていただろう。
上ヒゲ、MACDの鈍化、高値圏の売り圧力…そんな根拠を次々に持ってきたはずである。
ニュートラルな質問だからこそ、GEMINIはバランスの良い分析を返せたわけだ。
日常とFXでのAI活用は、似ているようで少し違う

日常ではAIを“悩み相談”として使うことも多い。
自分もそうである。
ただ、悩んでいる時の質問には、どうしても「自分の望む方向」が混じる。
するとAIもそこに寄り添うように答えてしまう。
だから自分はいつも、AIの答えは“まずは一次情報”として受け取り、その信頼性はあとで自分で確かめるようにしている。
これはFXへの質問と同じで、“AIの答えを丸のみしない姿勢”はとても大切である。
AIを「学びのパートナー」に育てるコツ

AIは、私たちの思考のクセをそっと広げてくれる存在だ。
固定観念をほぐし、視野をパカッと広げてくれる。
だからこそ、活用しないのはもったいない。
ただし、今回のケーキの話のように、AIは“質問の願望”に引っ張られることがある。
自分のネガティブな思い込みでさえ応援してしまうこともある。
だからこそ、願望の色を抜いて質問する技術は、AIと長くつき合う上での大切な基本になる。
小さなコツではあるが、これを知っているかどうかで、AIの答えの質が大きく変わる。
そしてそれは、日常の判断からFXのトレードの精度にまで影響していくのである。
AIへの適切な質問の仕方が知りたい方は、「21世紀のAIトレーダーメルマガ」詳細を確認してほしい。
AIを活用したニュースの理解のブログは以下より。

