今日のブログのタイトルは、「FXで損切りしないとどうなる?」です。以下、FXスクールの体験セミナー受講者Aさんの実際の例です。以下、画像とともに読んでください。
① Aさんは、注文損切を入れるというルールを忘れてしまったが、損切がイヤで放置した.

② ところが、3ヵ月後プラスになった。

③ 損切注文は入れなくてもいいのでは?と考え、次の注文ではあえて損切注文を外す。

④ 結果、Aさんは大損失となった。。。


Aさんの失敗の理由は何だと思いますか?
Aさんが、あなたの友達だとして、どのようなアドバイス をすればAさんは今後、行動を改めることができると思いますか? を少し考えてみてください。
*思考タイム
以下、スクールでAさんにお話しした内容
です。
↓
Aさんの今回の大損失の原因は、前回の成功体験が今回も必ずうまくいくと考えてしまっていることです。
ですが、相場の状況は毎日変わり、一つとして「全く同じ状況」はないので、今回のように「想定外」の状況も充分に起こりえます。
なので、そのリスク対策として毎回の取引には必ずロスカットを事前に入れる必要があります。
(ここから励ましに入る)
ただ、今回は痛い授業料だとしても今後、ちゃんと学べば取り戻すことは充分にできます。
がんばってください!
以上です。以下、上記のコメントについて少し深堀りします。
チャートパターンは、裏では「人間心理」が働きますので、同じような
チャートパターンでも「全く同じ状況」はありません。
なので、利益が出そうなチャートで「同じように」見えても、その
「意味するところ」は全く違います。
以下のドル円の青丸を参照してください。

どちらとも「利益がでそうな」感じで、チャート形状も似たように見えます。ですが、その裏の
「人間心理」は全く違います。
左の青丸(2022年4月)は、「日米金利差」がちょうど拡大する時期でした。一方で、右の青丸
(2022年10月)は「日銀の為替介入後」です。右の青丸以降のドル円の動きについては、あなたは
ご存じだと思います。
ですので、どんなにチャート分析の精度を上げようとしても、チャートを動かす人間心理が
常に変わることを前提に考えると、100%の予測は難しい、ということになります。
「似たようなチャートパターン」であっても「相場は想定外のことも起こりえる」と考え、決まった
リスク管理*をきっちりやるということが、資金を守り、増やしていく上で重要になります!
*重要指標前の決済・直後には注文しない、毎回の取引には必ずストップ決済を入れるなど。