自己啓発の世界的大家、アンソニーロビンスに「シックス・ヒューマン・ニーズ」
という考え方があります。
下図をご参照ください。
この「シックス・ヒューマン・ニーズの内、TOP3はなにか」ということで、先週、受講生に調査しました。

TOP3に入っている項目として多かったのが、次の3つです。
・安定感
・成長
・重要感
「安定感」「成長」が同票でNO1&2,「重要感」がNO3, でした。
このうち、
FX取引にとっては、実は
・安定感
・重要感
が「強すぎる」のは実は、注意なんですよね。
「安定感」が強すぎるのがマイナスというのは、想像できると思います。
「安定感が強すぎる」=「リスクがとれない」ということなので、
・リアルでできない。。。
・ロット(数量)を上げられない。。。
など、いろいろ心理面での課題が出てきます。
しかも、このような心理課題は、「自分でもよくわからない。。。」のが曲者です。
例えば、
「勝率が低いから、ロットを上げられない」とAさんが言ったとします。
でも、実際、Aさんが、その後、勝率60%を「3か月」続けた、とします。
その時に、Aさんに「そろそろロットを上げたら?」というと、
「まだ自信がない。。最低、6か月勝率60%を達成できないと。。」と続きます。
おわかりのように、
もう、この話は
・卵が先か鶏が先か
の話ということです。
「先の見えない世界」にお金を投じる以上、「自信をなるべくつけてから」というのは、まさにその通り。
ですが、その「自信のつけ方の程度」が重要で、
簡単にいっちゃうと、
「投資で100%の自信」はつけようがないということを認める必要があるということ。
なので、この話、
FXに限ったことではなく仕事や他のプライベート、はたまた人生のあらゆる局面で出てくる話ということ、です。
このように、「安定感」がニーズのTOPに来るのは良い。
ですが、
今後、FXのみならず、仕事や他「先の見えない世界」に身を投じる場面の
ことを考えても、「安定感の強すぎる側面」は少し中和いたほうがよい、と言えるわけですね。
自分も含め「今後、安心して暮らしたい」と思うのは、当然のことです。
ですが、今後の世の中は、今までの「人生80年」から「人生100年」に移行します。

今までの3ステージが崩れ、60歳から「副業」を始めたり、また自分で会社を興すということもあるかもしれません。
その際、目の前にあるのは、FXと同じく「先の見えない」世界です。
「先の見えない」世界に飛び込みのは誰もが怖い。
でも、そこで怖くてふみとどまってしまうと、逆に「安心して暮らせなくなる」。
逆説ではありますが、これからの時代、より真実味が増していくでしょう。