昨日の投稿では、スクールの授業では
講師の話 :60%
受講生のシェア:40%
にしてると書きました。
「普通」に考えたら、
講師が100%話すほうが、受講生の
実績も伸びやすい。
でもあえて、そのような比率に
してる。
その理由としては、
為替相場は「日常世界と違う世界」
ゆえに、
雑談こみの「あーだ、こーだ」という
一見「無駄」に思える話を仲間と
する方が、実力がつきやすいから
と書きました。
今日は、その理由についてお話しします。
ここから先は、FXの技術用語を使い、
少し専門的な話になります。
為替相場で臨む人間の動機は当然の
ことながら
「儲けたい」
というのが圧倒的で、大体80%程度。
残り20%が、「貿易」決済と言われて
います。
*輸出業者は、輸出で得た外貨を「売って」
円を「買う」。
輸入業者は、輸入するために円を「売って」
外貨を「買う」。
そして、
その「儲けたい」という動機に応える考え方
の一つが「テクニカル分析」という、いわゆる
チャートを使った分析です。
*もうひとつは、金融・経済・政治、また
他の投資商品の状況(株など)を分析して
売買する「ファンダメンタル」分析。
で、この「テクニカル分析」では、「パターン」
なるものが非常に重要です。
「パターン」というのは「型」のような
もので、例えば、
チャートが「〇〇」の形になれば、もっと
上昇する(下落する)
というものです。
そうすると、この場合、「〇〇」という
形を知ると、
上がりそうなタイミングで買ったり、
また下がりそうなタイミングで売ったり
できそう!
と思えますよね?
というわけで、世のFXの技術書は
この「〇〇」の形を理解し、勝てる
ようになるまでの指南をしている
というのがほとんどなわけです。
ですが。。。。
この「パターン」って、教科書と
実践での活用にものすご~く
開きがあるんです。
ここ、重要なとこなんで繰り返しますが、
為替相場の「パターン」って
教科書と実践での活用にものすごい
開きがあります。
例を挙げて説明します。
FXに限らず、株や他の金融投資でも
使われる有名な「パターン」に、
ダウ理論
というのがあります。
以下の図をご参照ください。
ご存じの方も多いと思います。
なので、このダウ理論の「上昇トレンド」に
従えば、
上がりそうな状況や価格で買い注文を
入れられると。
でも、話はそう簡単ではないのです。
たとえば、以下のチャートは、「ダウ理論」の
「上昇トレンド」になっていると思いますか?
一見したところ、上記の「ダウ理論のモデル」
と違いがわかりにくいかもしれません。
でも、実は、これ「上昇トレンド」になって
いるんです。
安値をオレンジの〇、高値を赤丸にしました。
下記の「ダウのモデル」と似ているのわかりますか?
という具合に、教科書の「パターン=モデル」と
実際の相場のパターンって、けっこう違うん
ですよね。
では、この「パターン」を覚えて活用する場合、
「教科書」の「パターン」を独学で一所懸命に
覚える、また一人の講師から徹底的に学ぶ
のと、一方で、
講師から、ある程度の説明を聞いた上で、仲間
とわいわい楽しみながら学ぶ
のって、どちらが楽で、効率よいと思いますか?
人によって違いはあるでしょうが、
やはり、多くの方々は、
仲間とわいわい楽しみながら学ぶほうが良い
と思うのではないでしょうか。
というのは、仲間と一緒に学ぶ場合、
自分とは違う意見やコメント、考え方
が聞けるから、
です。
「ダウのモデル=パターン」は一つ
ですが、それを実際の相場に
あてはめてどのような見方を
するかは、人それぞれです。
なので、「自分だけの考え方」「講師の
考え方」以外のいろんな人たちと
話をし、
「あーだこーだ」と言いながら、雑談
こみで話をしたほうが実力はつきやすい
んですよね。
なので、スクールの1授業では、講師である
自分の話は60%くらい、後の40%は受講生の
方々に自由に話をしてもらっています。
今日のメルマガ、FX経験のない方には
少しわかりにくかったかも、、と
思います。
ですが、言いたいこととしては、
FXは、仲間と一緒に楽しく学ぶ
ほうが実力はつきやすい
ということ。
今日は、他のややこしい説明は
すべて忘れ、上記のみ覚えて
いただければ、と思います。笑